2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

B'z 『SURVIVE』 (1997)

ミリオンヒットシングル『Calling』を含む9枚目のオリジナルアルバム。 「暗黒期」、そしてスタジアムツアーを経て、これからのB'zとして打ち出していくべきロックサウンドとポップさのバランス、またロックバンドとしての感触を掴んだということを感じさせ…

PENGUIN RESEARCH 『WILL』 (2016)

デビューシングル『ジョーカーに宜しく』を収録した1stミニアルバム。 2015年に結成されたのがこのPENGUIN RESEARCH(以下、ペンギン)なのですが、アイドルやアニソンシーンを中心に作家として活躍していた堀江昌太がソングライターということで、今作はそう…

KEYTALK 『PARADISE』 (2017)

『スターリングスター』、『MATSURI BAYASHI』、『HELLO WONDERLAND』、『Love me』、『ASTRO』といったシングル曲を収録した、2年弱ぶりの4thフルアルバム。 初の武道館公演、そしてフェスの大きなステージに向けて!という気概が内容に強く表れていたのが…

ヒトリエ 『PHARMACY』 (2022)

『3分29秒』、『風、花』というアニメタイアップ曲を収録した6枚目のフルアルバム。 楽曲自体はこれまでのヒトリエとまったく違うものの、根底に流れるグルーブがどうしようもなくwowakaさんと積み上げてきたヒトリエのそれと地続きであることを感じさせるの…

King Gnu 『CEREMONY』 (2020)

『白日』、『飛行艇』などのヒット曲や長らく音源化されていなかった『Teenager Forever』を収録した3rdフルアルバム。 多彩なアイデアから生まれた強力なポップソングたちを、バンドのたしかな演奏力と常田さんらしいインタールードで見事1枚のオリジナルア…

ネクライトーキー『MEMORIES』 (2019)

前作『ONE!』から9か月弱という速さでリリースされた1stミニアルバム。 今作は、バンドのメインソングライターである朝日さんが、石風呂名義で発表していたボカロ曲のセルフカバーを1枚にコンパイルしたという内容です。 これらの楽曲は2017年のバンド結成以…

米津玄師 『diorama』 (2012)

現在では日本を代表するミュージシャンのひとりとなった米津さんの1stフルアルバム。 ハチ名義での活動のなかで、『マトリョシカ』や『パンダヒーロー』、『結ンデ開イテ羅刹と骸』など多数のヒット曲を放ち不動の地位を築いた果てに「初音ミクの隠れ蓑には…

KEYTALK 『HOT!』 (2015)

代表曲『MONSTER DANCE』を収録した3rdアルバム。 バンアパやUNCHAIN仕込みのクールなダンスビートと人懐っこいポップさを併せ持つというインディーズ時代からのサウンドの延長線上にありながらも、よりライブハウスらしい熱気が強く籠められている...という…

UVERworld 『BUGRIGHT』 (2007)

いずれも強力なタイアップがついた(『恋するハニカミ!』のテーマソングは何とも言い難いですが...)ことで注目を集めたシングル3曲を含む2ndフルアルバム。 インディーズ時代の楽曲も多く収録されてミクスチャーロックサウンドというカラーも強かった1stフル…

04 Limited Sazabys 『monolith』 (2014)

約9か月ぶりにリリースされた3rdミニアルバム。 前作『sonor』ではバンドの音楽性が一歩前進したということが感じられたのですが、今作ではそこからさらに大胆に殻を破り、04 Limited Sazabys(以下、フォーリミ)にとってエポックメイキングな作品となりまし…

岸田教団&THE明星ロケッツ 『セブンスワールド』 (2012)

岸田教団&THE明星ロケッツ(以下、岸田教団)名義では、『LITERAL WORLD』以来2作目となる、オリジナル曲のみを収録したアルバム。 岸田教団の音楽性というのは、メジャーであっても同人であっても、またオリジナルであっても東方アレンジであっても、大きく変…

B'z 『The 7th Blues』 (1994)

ミリオンヒットシングル『Don't Leave Me』を収録した7thフルアルバム。 渚園で開催され2日間で10万人を動員するという大成功を収めた前年の野外ライブを(世間のイメージにおける)ポップグループB'zとしてのひとつの区切りとし、次なるステップアップのため…

ヒトリエ 『4』 (2020)

ヒトリエ初となるベストアルバム。 バンドの絶対的核であったwowakaさんを失うという耐え難い出来事が起きながらも、それでも歩みを止めずひたすらにライブ出演に勤しんできたヒトリエでしたが、ここで4人時代のヒトリエを一度統括するという目的の元、ベス…

ネクライトーキー 『ONE!』 (2018)

コンテンポラリーな生活(以下、コンポラ)のメンバー3人に、ギターボーカルもっさ、そしてキーボーディストむーさん(当時はサポート)を迎えて結成された、男女混合5人組ロックバンド・ネクライトーキーの初となる全国流通作。 ストレートかつ性急、それでいて…

FIELD OF VIEW 『Memorial BEST ~Gift of Melodies~』 (2002)

収録曲(Disc 1)01. gift02. 君がいたから03. 突然04. Last Good-bye05. DAN DAN 心魅かれてく06. ドキッ07. Dreams08. この街で君と暮らしたい09. 渇いた叫び10. めぐる季節を越えて11. 君を照らす太陽に(Disc 2)01. CRASH02. 青い傘で03. Still04. 冬のバラ…

SURFACE 『WARM』 (2003)

収録曲01. なまくらジャック02. 雫03. アイムファインセンキューアンジュー?04. ろくでなし05. 食卓06. きっと07. こんなんだったっけ08. NEWS09. 歌10. 闇の感情11. Y字路12. リミット13. スチームミルク ※サブスク配信はなし。ダウンロード購入は可。 『…

衝動的の人 『BEST POSITION』 (2011)

収録曲01. ワールズエンドスターバースト02. wkmk03. 恐怖!ぼっち少女のトラウマ催眠04. Floriography05. spinning neko kick06. -k07. Shanghai kung-fu generation08. Samurai shodown ※メロンブックスでのみDL購入可。 衝動的の人ことシノダさんによる1s…

King Gnu 『Sympa』 (2019)

ヒット曲『Flash!!!』、『Prayer X』を収録したメジャーデビュー作。 元来の常田さんの音楽性からすると大分邦ロックナイズドされた音が鳴っていたのが前作『Tokyo Rendez-Vous』でしたが、今作はさらに強化された邦ロック的なそれが鳴らされながらも、そこ…

BYEE the ROUND 『Better than young, all right?』 (2022)

そうせざるを得ないという状況に陥り2015年末にはじまった活動休止期間を経て、2019年に復活を果たしたバイザが約8年ぶりにリリースした5thミニアルバム。 よほどの出来事がないかぎり復活はないんだろうな...と思っていたバイザでしたが、CLUB251の河崎さん…

UNISON SQUARE GARDEN 『JET CO.』 (2010)

佐久間正英さんをプロデューサーとして招いた2ndアルバム。 前作『UNISON SQUARE GARDEN』はその収録曲の殆どがインディーズ時代から暖められてきたレパートリーだったということで、ライブバンドとしての圧倒的な熱量と自信が籠められたロック色の強い内容…

ヒトリエ 『REAMP』 (2021)

バンドの絶対的な核であったwowakaを失うという大きな出来事と直面しながらも、歩みを止めなかった3人が、前作『HOWLS』から2年弱の時を経てリリースした5thフルアルバム。 wowakaさんの追悼会を終えていくばくも経ってない3か月後には急遽組んだ全国ツアー…

夜の本気ダンス 『DANCE TIME』 (2014)

京都出身の4人組ロックバンドによる1stフルアルバム。 KANA-BOONやゲスの極み乙女。、KEYTALKなどのブレイクが契機となって四つ打ちを取り入れた踊れるロックが跋扈しまくっていた2010年代のロックシーンにおいて、このバンド名では注目されるのは必然という…

WANDS 『PIECE OF MY SOUL』 (1995)

収録曲01. FLOWER02. Love & Hate03. 世界が終るまでは...04. DON'T TRY SO HARD05. Crazy Cat06. Secret Night ~It's My Treat~07. Foolish OK08. PIECE OF MY SOUL09. Jumpin' Jack Boy10. MILLION MILES AWAY ※サブスク含め未配信 TVアニメ『SLAM DUNK…

THE ORAL CIGARETTES 『FIXION』 (2016)

数々のフェス出演で爪痕を残し、人気が急上昇していた最中でリリースされた2ndアルバム。 前作は自主制作時代の楽曲も多く収録していたためこれまでの足取りの総決算という色合いも濃かった前作でしたが、今作に収録されているのはすべてがメジャーデビュー…

UNISON SQUARE GARDEN 『Populus Populus』 (2011)

TVアニメ『TIGER & BUNNY』のOPテーマ『オリオンをなぞる』などのアニメタイアップ曲がきっかけとなり、大躍進を遂げていたタイミングでリリースされた3rdフルアルバム。 バンドとしての壁にぶつかる中でリリースされた前作『JET CO.』の売り上げが思うよう…

B'z 『LOOSE』 (1995)

300万枚以上もの売り上げを記録し、オリジナルアルバムとしてはB'z史上最大のヒットとなった8thフルアルバム。 前作『The 7th Blues』、続くシングル『MOTEL』、そしてそれにまつわるストイックな長尺ライブツアー(ついでにビジュアル)はB'zの志しているもの…